2017年大学入試センター試験問題





日本史A 解答 第1問 B問5正解

第 1 問
次の文章A・Bは、受験を控えた高校生幽太(ゆうた)とその姉理子(りこ)との会話である。この文章を読み、下の問い(問1 ~ 6)に答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)(配点 20)

 

B
幽 太:それにしても、 c 最近のアニメなどで、かわいい妖怪が増えた背景にはどんな社会的変化があるんだろう

 

理 子:都会に住む人が多くなったり、科学技術が発達したりしたことで、自然のなかの未知のものを恐ろしく感じる気持ちが失われ、妖怪も飼いならされてきたってことなのかも。

 

幽 太:科学万能で妖怪も威力を失ってきたということか。 なんか寂しいなあ。 確かに、科学技術を振りかざし、 d 公害を引き起こしたり、動物を絶滅に追い込んだりしている人間のほうが、妖怪よりよっぽど恐ろしいかもね。

 

理 子:科学の権威が高まると、その信頼性が揺らいだときに大きな事件に発展することもあるよね。 たとえば明治の終わり頃に e 東京帝国大学(現在の東京大学) の助教授だった福来友吉(ふくらいともきち)という人が、透視や念写の存在を科学的に証明しようとしたんだ。 メディアも大きく取り上げて世間の関心を集めたんだけど、実験の信憑(しんぴょう)性が疑われたりして、結局彼は大学を追われてしまったんだって。

 

幽 太:大学の先生でもそういう人がいたのか。 東大の先生に正しいといわれたら、それだけで信じてしまいそうだなあ。

 

理 子:科学が発達すればするほど、一般の人には難しくなって、かえって他人のいっていることを鵜呑(うの)みにしてしまうこともあるしね。 それを考えたら、受験のためだけじゃなく、自分で考えて判断する力をつけるためにも、やっぱり勉強することが大事よね。

 

問5 下線部 d に関連して、公害問題に関して述べた次の文 X ・ Y について、その正誤の組合せとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。

 

X 各地で公害問題が深刻化したことをうけて、政府は環境庁を設置したのち、公害対策基本法を制定した。

 

Y 四大公害訴訟(裁判)が行われ、いずれも被害者側が勝訴した。

 

① X 正  Y 正

 

② X 正  Y 誤

 

③ X 誤  Y 正

 

④ X 誤  Y 誤

正 解
配 点

 

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