2017年大学入試センター試験問題





現代社会 解答 第3問 問5~8正解

第 3 問
就職活動を始めた大学生(A)と社会人の先輩(B)が会話している。 次の会話文を読み、下の問い(問 1 ~ 8)に答えよ。(配点 22)

 

A:最近、就職活動を始めて、インターネットで a 企業 の情報を収集しています。

 

B:事業紹介以外にも財務データなどを公開している企業が多いよね。

 

Ab 株式 を上場している企業とそうでない企業がありますが、上場するのには何か理由があるんですか。買収されちゃう可能性があるんですよね。

 

B:うん。ただ、上場すると c 金融機関 以外からの資金調達もしやすくなるし、上場の厳しい条件をクリアしたということで、会社の信用が高まるといったメリットもあるんだ。 あと、知名度も上がるしね。

 

A:なるほど。そういえば株価の変動って、あまり実感が湧かないんですよ。株価が上がっても下がっても、株式をもっていない人には関係がないように見えますけど。

 

B:確かにね。 でも、みんなが将来受け取る d 年金 の保険料の一部は、株式に投資されているんだよ。 だから株式をもっていない人でも、まったく無関係ってわけじゃないんだ。

 

A:自分の生活設計にも関係してくる部分があるんですね。

 

B:そうなんだ。 身近なところだけじゃなく、株価は e 景気の動向 とある程度連動しているから、経済の動きを見るうえで参考になることも多いよ。

 

A:面白いですね。これから f 社会人 としてやっていけるか、少し不安ですが、もっと幅広く g 日本や世界の経済情勢 にも目を向けてみたいと思います。

 

B:特に就職活動中はキャリア形成や人生設計を考えるし、周りからいろいろ言われるから、何かと h 葛藤が起こるよね。何かあれば相談してね。

 

問5 下線部 e に関して、日本の景気動向や経済情勢に関する記述として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。

 

① 1980年代後半においては低金利政策を背景に、「狂乱物価」と呼ばれる事態が生じた。

 

② 1990年代以降の経済の低迷期は「失われた10年」と呼ばれることがある。

 

③ 実質経済成長率は、1980年代以降現在まで、毎年プラスが続いている。

 

④ 第二次世界大戦後のいわゆる護送船団方式の下では、銀行間の競争が促進される傾向があった。

 

問6 下線部 f に関して、次の図は、新入社員に「会社を選ぶときあなたはどういう要因を最も重視しましたか」と尋ねた調査の結果の一部を 5年刻みでまとめたものである。この図から読み取れる内容を記述した次ページの文 A ~ D を参考にして、図の ア ~ 工 に該当する項目 a ~ d の組合せとして最も適当なものを次ページの①~⑥のうちから一つ選べ。

 

A 「 a 給料が高いから」は、1990 年から 2000 年までは「経営者に魅力を感じたから」を上回っていたが 2005 年から 2015 年までは下回っている。

 

B 「b 会社の将来性を考えて」は、1990 年から 2005 年までは減少し、2005年から 2015 年までは、「技術が覚えられるから」を下回っている。

 

C 「c 自分の能カ・個性が生かせるから」と「d 仕事がおもしろいから」 は 1995 年から 2010 年まで増加し続けたが、2015 年には減少した。

 

D 1990年には、「d 仕事がおもしろいから」の割合は「b 会社の将来性を考えて」の半分以下だったが、2000年にはほぼ同じになり、2015年には、両者の関係は逆になっている。

 

a 給料が高いから

 

b 会社の将来性を考えて

 

c 自分の能カ・個性が生かせるから

 

d 仕事がおもしろいから

 

① ア ー c  イ ー b  ウ ー a  エ ー d

 

② ア ー c  イ ー d  ウ ー a  エ ー b

 

③ ア ー c  イ ー d  ウ ー b  エ ー a

 

④ ア ー d  イ ー c  ウ ー b  エ ー a

 

⑤ ア ー d  イ ー c  ウ ー a  エ ー b

 

⑥ ア ー d  イ ー b  ウ ー a  エ ー c

 

問7 下線部 g に関する記述として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。

 

① 2000年代に世界経済における存在感を高めたBRICsは、豊富な人口や天然資源を有する国々であった。

 

② 2010年にドイツの財政危機を背景として、ユーロの信認が揺らぐ事態が発生した。

 

③ 2000年代において、輸出入を合わせた年間貿易総額で、日本にとって中国は第 3 位の貿易相手国であった。

 

④ 2010年代前半において、日本の公的債務残高の対GDP比は、他のOECD(経済協力開発機構)加盟国と比べて低かった。

 

問8 下線部 h に関して、葛藤は、接近したい欲求と回避したい欲求の組合せから、いくつかの型に分けられる。 これらの型の一つに、いわゆる「ヤマアラシのジレンマ」を分類したとする。 このとき葛藤として「ヤマアラシのジレンマ」と同じ型に分類されるものを次の A ~ C からすべて選んだときその組合せとして最も適当なものを、下の①~⑧のうちから一つ選べ。

 

A 大学を卒業したら外国に留学して勉強を続けたいが、 国内で働いて職業人としてのキャリアも積みたい。

 

B 親の勧めてくれる職業を選んで親を安心させたいが、その仕事は自分には退屈で苦痛だろうから避けたい。

 

C 自分のアイデアをもとに起業に挑戦してみたいが、競争の激しさや、破産する可能性を考えると尻込みする。

 

① A と B と C

 

② A と B

 

③ A と C

 

④ B と C

 

⑤ A

 

⑥ B

 

⑦ C

 

⑧ 該当するものはない

 

設 問 正 解 配 点
問5 2 3
問6 3 2
問7 1 3
問8 4 2

 

 

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