2017年大学入試センター試験問題



現代社会 解答 第3問 問1~4正解

第 3 問
就職活動を始めた大学生(A)と社会人の先輩(B)が会話している。 次の会話文を読み、下の問い(問 1 ~ 8)に答えよ。(配点 22)

 

A:最近、就職活動を始めて、インターネットで a 企業 の情報を収集しています。

 

B:事業紹介以外にも財務データなどを公開している企業が多いよね。

 

Ab 株式 を上場している企業とそうでない企業がありますが、上場するのには何か理由があるんですか。買収されちゃう可能性があるんですよね。

 

B:うん。ただ、上場すると c 金融機関 以外からの資金調達もしやすくなるし、上場の厳しい条件をクリアしたということで、会社の信用が高まるといったメリットもあるんだ。 あと、知名度も上がるしね。

 

A:なるほど。そういえば株価の変動って、あまり実感が湧かないんですよ。株価が上がっても下がっても、株式をもっていない人には関係がないように見えますけど。

 

B:確かにね。 でも、みんなが将来受け取る d 年金 の保険料の一部は、株式に投資されているんだよ。 だから株式をもっていない人でも、まったく無関係ってわけじゃないんだ。

 

A:自分の生活設計にも関係してくる部分があるんですね。

 

B:そうなんだ。 身近なところだけじゃなく、株価は e 景気の動向 とある程度連動しているから、経済の動きを見るうえで参考になることも多いよ。

 

A:面白いですね。これから f 社会人 としてやっていけるか、少し不安ですが、もっと幅広く g 日本や世界の経済情勢 にも目を向けてみたいと思います。

 

B:特に就職活動中はキャリア形成や人生設計を考えるし、周りからいろいろ言われるから、何かと h 葛藤が起こるよね。何かあれば相談してね。

 

問1 下線部 a に関する記述として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。

 

① コングロマリットとは、同一業種の企業を合併・買収して事業を拡張した企業のことである。

 

② 今日では、ベンチャー企業に資金調達の場を提供する新興株式市場が日本に存在する。

 

③ 日本において、競争を抑制するような企業の行動に対しては、財務省が監視にあたっている。

 

④ GHQ(連合国軍総司令部)の指示による解体の対象となった日本の財閥は、一般的にトラストの形態をとっていたと言われている。

 

問2 下線部 b に関して、日本の株式会社制度に関する記述として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。

 

① 株式会社の取締役は、その会社の株主のなかから選ばれなければならない。

 

② 株式を発行して集めた資金は、会社の自己資本である。

 

③ 株式会社は利益の有無にかかわらず株主に対して配当金を支払う必要がある。

 

④ 株式会社の取締役を株主総会の議決によって交代させることはできない。

 

問3 下線部 c に関して、1990年代の日本の金融機関の状況に関する記述として適当でないものを次の①~④のうちから一つ選べ。

 

① 金融機関の保有する不良債権処理などの指導をはじめとして、金融機関への監督には、当時の通商産業省が当たっていた。

 

② 金融機関が企業に対する融資条件を厳しくして貸付を中止・減額する貸し渋りや、融資した資金を積極的に回収する貸し剥がしが行われた。

 

③ 相次ぐ金融機関の破綻などを背景に、金融再生法が制定された。

 

④ 不良債権が増え、金融機関の自己資本比率が低下した。

 

問4 下線部 d に関して、日本の社会保障制度に関する記述として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。

 

① 基礎年金制度は、各種年金制度間の格差を緩和することなどを目的として導入されている。

 

② 学生の場合、20歳以上であっても、国民年金への加入は義務ではない。

 

③ 公的扶助に関する事務は、福祉事務所では行われていない。

 

④ 現在、社会保険を構成しているのは、医療保険、年金保険、雇用保険、介護保険の四つである。

 

設 問 正 解 配 点
問1 2 3
問2 2 3
問3 1 3
問4 1 3

 

 

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